藤井清美 お仕事コメディシリーズ第３弾！
「家」を通して見えてくるのは―――
「信頼」とは何か？本当に大切なものは何か？

映画「るろうに剣心」シリーズや「鳩の撃退法」、映画化もされたドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」などの脚本を手掛ける藤井清美が書き下ろす本作は、私たちの生活の根幹を成す「家」をテーマに、誰もが抱える未来への希望と不安を、ユーモラスかつ深く描きます。
「家」を通して見えてくるのは、仕事への誇り、家族との絆、そして不本意な現実と向き合いながらも懸命に生きる“私たち自身の姿”。
私たちが日々の中で見失いがちな「信頼」とは何か、本当に大切なものは何か―――。

＜STORY＞
とある住宅展示場のモデルハウス。
"心が帰る家"をコンセプトに掲げるハウスメーカー「松波キラリホーム」の営業担当・努力〈ぬりき〉良介（中山優馬）は、今日も顧客を案内中。
しかし、良介の上司の権藤正則（駿河太郎）から「このタイプの物件で不具合が発生。原因は調査中」という情報が知らされる。

現実主義の先輩・田辺舞子（瀬戸カトリーヌ）、要領の良い後輩・丸元翔太（井上拓哉）、若手エースの弓川夏葉（藤野涼子）らは不具合を知りながらも営業すると、顧客の信頼を裏切ることになると葛藤する。
施工会社の社長・段田晴菜（舞羽美海）は、不具合の可能性がある物件の工事はお断りと言い出す始末。

そんな中、モデルハウスに内覧に訪れたのは、良介のかつての恋人・佐久間亜紀子（秋元才加）と、そのパートナーを名乗る怪しい男・山田（佐藤アツヒロ）。
山田は以前、別の女性ともほかのモデルハウスに内覧に来ていたという話も耳にし、良介は複雑な心境を抱く。
さらには良介の妻が家出していることも発覚―――！

良介は、立ちはだかる難題を解決することができるのか！？
それぞれが思う信頼とは？
"心が帰る家"が本当に大切なものを教えてくれる傑作お仕事コメディ！

＜COMMENT＞
中山優馬
僕はこれまで劇的な時代を描いた作品に出演させていただくことが多く、現代の社会や人間関係を描いた現代劇にはあまり出演する機会がありませんでした。
今回出演させていただく『スイートホーム　ビターホーム』は、現代に生きる人たちの嬉しさや辛さが詰まっています。
僕が演じる良介は、「幸せとは何なのか、自分の手に収まるものではないのか」という思いを抱えながら働く営業マンです。
劇場という空間で、現代を生きる人間のちょっとした嬉しさやビターな気持ちなど、心の機微を感じ取ることができる舞台です。
12月、大阪、石川、東京でご来場をお待ちしております！