水戸黄門漫遊記・御用御用物語

公開日：1959年7月7日（火）

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・93分　京都作品
安田重夫の脚本を福田晴一が監督し、片岡清が撮影した黄門漫遊記。

STORY
江戸を離れた草深い町。イカサマ賭博をした十六夜権三（林彰太郎）を囲んでの大捕物。権三は捕ったが捕手の一人、喜助（乃木年雄）は斬られ、息子の太郎吉（目方誠）を同僚の淳八（伴淳三郎）、亜茶吉（花菱アチヤコ）に頼んで絶命した。間もなく奉行所では首席与力・山県式部（戸上城太郎）によって権三の取調べが行われたが、意外にも無罪。淳八、亜茶吉は異議を申立てたが下っ端の悲しさ、二人に味方する同心・若狭新太郎（松本錦四郎）の助言も空しく引下った。そうしたころ、新しい奉行・根岸丹波（大邦一公）が腹心の与力・田村塔十郎（近衛十四郎）を従えて赴任してきた。「信賞必罰」奉行所の機構を改めるという塔十郎の訓示に喜んだ淳八は、捕手（田端義夫）が木の十手を持たされ、そのため喜助が斬られたことを申出た。奉行所の腐敗を知った塔十郎は丹波に進言して改革に乗出した。役目をカサに着て私利利欲をむさぼっていた山県らは奉行暗殺を企て、川開きの夜、丹波を、山県の妾お紋（宮城千賀子）の料亭に招いた。