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【作品データベース】お夏捕物帳・通り魔 おなつとりものちょう・とおりま

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・84分
お夏捕物帖シリーズの第二話。『はったり二挺拳銃』の小国英雄の脚本を、『黒潮秘聞 地獄の百万両』の萩原遼が監督した。撮影は『番頭はんと丁稚どん』の倉持友一。

STORY
弘化年間--夏の江戸。深編笠、浪人風の男が通り魔のごとく妙齢の娘の黒髪を切って廻る怪奇事件が頻発した。浅草の岡っ引き亀五郎(花菱アチャコ)の一人娘お夏(瑳峨三智子)は、ふくみ針と捕縄の名手であり、幼馴染みのお絹(川口京子)が通り魔に襲われ自殺したのに憤然、幼馴染みで捕物狂の政次郎(田村高廣)と通り魔を捕まえる決心をした。通り魔が丸に二引きの紋付きを着ていると聞いたお夏は、同じ衣裳の浪人を見つけたが、浅草の水芸師ジャガタラお蝶(山田五十鈴)の用心棒をつとめるこの前田重四郎(北上弥太朗)は犯人でなかった。しかし、重四郎に紋付きをやったお蝶は、お夏の追求がきびしくなるや何者かに斬られて死んだ。その時、小屋から逃げるように走り去る小姓姿の人物お夏は浄心寺という尼寺へ追った。浄心寺の隣りが牧野大和守邸に通じ、そこに琴姫(宇治みさ子)がひっそりと暮らしているのを知った。大目付の計らいで琴姫にお夏が会うと、姫は犯人が変質者の弟縫之助であると告白、命をかけて改心させるから猶予してほしいと頼んだ。一方、政次郎は、水をかぶっても濡れぬと評判の唐渡りという呉絽の帯が女の髪で出来ていると聞き、発売元の河内屋(河津清三郎)を探る。数日後、お夏は琴姫の招きを受けた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
瑳峨三智子
田村高廣
北上弥太朗
宇治みさ子
- スタッフ -
監督:萩原遼
脚本:小国英雄
撮影:倉持友一
音楽:加藤三雄

配給:松竹
Ⓒ1960松竹株式会社

ジャンル:時代劇