映画・アニメの世界

【作品データベース】白い肌と黄色い隊長 しろいはだときいろいたいちょう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・91分
菊地政男の原作を、『殺されたスチュワーデス 白か黒か』の猪俣勝人が脚色し、『私は忘れない』の堀内真直が監督した戦争もので、セレベス島のカンピリ収容所長をしていた元海軍兵曹を描く。撮影も『私は忘れない』の小原治夫。

STORY
昭和20年秋、マカッサル戦犯拘置所--狭い独房で元海軍兵山地正(大木実)は高桑弁護士(信欣三)と対座していた。彼の罪名は抑留婦女子虐待で絞首刑を求刑された。自分の最善を尽くした山地にはどうしても納得できなかった。--戦争たけなわの頃、マカッサル近郊のカンピリ抑留所には1800名のオランダ婦女子が収容されていた。所長山地、東軍医(永井達郎)、岡島兵長(梶川勝良)らが着任し、山地は岡島、萩原(南郷佑児)ら全員に抑留婦女子には決して手荒なことをするなと厳命した。山地は中心人物ヨーストラ夫人(ジェレ・コスビィ)を訪ね協力を頼み、海軍軍政部の部長相原中佐(杉浦直樹)に待遇改善を要求した。中佐は協力を約し、抑留所の運営は収容者自身で行うことになった。総務ヨーストラ夫人、炊事委員ドールン夫人(エリス・リクター)、教育委員マカッサル総督夫人(バーバラ・ウィルソン)らが選ばれた。炎天下の労働に病人が続出した。山地は栄養補給に養豚を始めた。戦局がしだいに連合軍に有利になった。酔った萩原がラッセル夫人に乱暴しようとし、山地に発見されカンピリオを退去させられた。山地の努力で所内に教会も出来、衣料品の配給もあった。が、問題はまだあった。“性”の問題だ。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
大木実
杉浦直樹
笠智衆
リー・スミス
- スタッフ -
原作:菊地政男
監督:堀内真直
脚色:猪俣勝人
撮影:小原治夫
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1960松竹株式会社

ジャンル:現代劇