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【作品データベース】千両鴉せんりょうがらす

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・81分
宇野正男と岸生朗の脚本を萩原遼が監督した、三波春夫の鴉シリーズ第二作。撮影は服部幹夫が担当している。ポスターコピーは、「笠で一年、合羽で二年、ドスで三年鍛えた旅も 紅緒の草履がからめば脆い 千両からすの泣どころ」。

STORY
高崎の宗兵衛親分(山路義人)のところに草鞋を脱いでいた知らずの春太郎(三波春夫)は、一宿一飯の義理から渋川の治三郎(永田光男)を傷つけ旅に出た。治三郎の娘お品(環三千世)と縄張りを狙っていた勝浦の島蔵(明智十三郎)は、治三郎を殺害、罪を春太郎にきせた。お品は春太郎を追って旅へ、島蔵もまた、春太郎を斬って悪事のフタをするため子分達を率いて旅に出た。そんなことは露知らずに旅を行く春太郎。そんな春太郎の様子を見守る二人の男--一人は春太郎に好意をもつ旅の若侍大野木伊織(片岡彦三郎)、もう一人はお品の手先どろんの半助(小瀬朗)である。善光寺街道田中の宿で、深夜、お品は春太郎を襲うが伊織の機転で春太郎は救われた。春太郎はお品に下手人は他にいるといって宿を飛び出した。逃すが、自分は城内の牢へ入れられていた。お咲とともに柏崎へ帰った春太郎に、島蔵が追いうちをかけて来た。島蔵は春太郎との掛け合いの最中、春太郎につきまとうお品の前でうっかり治三郎殺しをしゃべってしまった…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
三波春夫
北条喜久
環三千世
瑳峨三智子
片岡彦三郎
- スタッフ -
監督:萩原遼
脚本:宇野正男
脚本:岸生朗
撮影:服部幹夫
音楽:加藤三雄

配給:松竹
Ⓒ1961松竹株式会社

ジャンル:時代劇