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【作品データベース】丹下左膳たんげさぜん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・95分
林不忘の同名小説より、内川清一郎、野口泰彦が共同で脚色、内川清一郎が監督した時代劇。撮影は太田喜晴が担当している。丹波哲郎が、隻眼隻手の怪剣士丹下左膳を演じて、その剣法は“無頼剣法”。

STORY
享保15年、将軍家の日光御廟御修復の任が柳生藩に命じられた。柳生藩の当主対馬守(北竜二)や源三郎、源之丞(園井啓介)兄弟はその莫大な費用の捻出に、百歳を超える一風宗匠(東野英治郎)に智恵を借りに出かけた。「柳生家には千万両の財宝あり」との一風の答え。その所在は伝家の名刀乾雲丸にしるしてあるという。しかし、時すでに遅く乾雲丸は司馬卜伝(佐々木孝丸)の娘萩乃(鰐淵晴子)の婚姻の引出物として江戸にとどいているころだった。柳生藩の急場を救うため源之丞が江戸へ向ったが、事情をうちあげない源之丞に怒った卜伝は司馬、柳生両家の試合で解決を迫った。源之丞の力は勝ち、約束通り乾雲丸を手にした時、「待った」の声とともに現われた隻眼隻手の怪剣士丹下左膳(丹波哲郎)。左膳は偶然会った萩乃の清純な美しさに惹れてやって来たのだ。源之丞に勝負を挑む左膳、飛ぶ柳生の秘剣天狗抄飛切りの太刀、一瞬早く左膳の濡れ燕の豪剣が源之丞の左腕へ……源之丞を破った左膳は娘とひきかえにと、乾雲丸を奪い去った。源之丞は刀の秘密を卜伝に打明けたが、それを盗み聞きしたお蓮(宝みつ子)と師範代峯丹波(名和宏)は、道場を乗取るため第一の手段として卜伝を毒殺した。その頃、江戸には喜多川頼母が倒着し、乾雲丸と一対の小刀坤竜丸二刀が揃って初めて秘密が分ることを源之丞に知らせた。それを聞いた老臣田丸主水正(河野秋武)は愕然とした。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
丹波哲郎
鰐淵晴子
瑳峨三智子
北竜二
園井啓介
田村高廣
笠智衆
東野英治郎
三島雅夫
白木みのる
- スタッフ -
原作:林不忘
監督:内川清一郎
脚本:内川清一郎
脚本:野口泰彦
撮影:太田喜晴
音楽:大森盛太郎

配給:松竹
Ⓒ1963松竹株式会社

ジャンル:時代劇