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【作品データベース】喜劇・大泥棒 きげき・おおどろぼう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・88分
日本古来の泥棒術、雲霞流の本流を汲む泥棒の物語。脚本は柳下長太郎と監督の渡辺祐介。撮影は荒野諒一がそれぞれ担当している。

STORY
笠井武太郎(フランキー堺)は、日本ブラウン管の守衛をしているが、守衛とは仮の姿で、本業は雲霞流の数少ない正統派の泥棒である。彼には、気の強い女房うま(日色ともゑ)と、8歳になる一人息子紋十郎(亀田秀樹)があった。ある日、今は足を洗って畳屋を営んでいる親分の小田松五郎(森川信)の家に現われた武太郎は、かつて小田松が破門したギャングのような泥棒ケムンパスの竜(田中邦衛)でん徳(太宰久雄)や、アパ敬(谷村昌彦)を引き込んだ末、小田松にも娘美代(加賀まりこ)をだしにして仲間に加われと脅迫してきた。笠井は、義理ある親分のために一肌ぬぐ覚悟をした。決行当日、銀行に鬼山刑事(西村晃)の姿を見た竜一味は一目散に逃げだした。これは、武太郎が盗難訓練と称して銀行と警察に芝居を仕組ませたもので、ニセモノと信じていた鬼山を始め、銀行員たちは本物と知ってびっくり仰天した。一方、不首尾に終った事で腹を立てた竜は、責任を小田松に押しつけようと責めたてた。それを知った笠井は、50万円を盗もうと、仙波社長(内田朝雄)の家に泥棒に入るが、偶然に忍び込んできた竜一味とぶつかってしまった。しかし、一味は、急報を聞いて駆けつけた鬼山に捕えられた。竜が逮捕され、もはや50万円を調達する必要がなくなった小田松一家に春がきた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
フランキー堺
日色ともゑ
森川信
加賀まりこ
西村晃
ミヤコ蝶々
- スタッフ -
監督:渡辺祐介
脚本:渡辺祐介
脚本:柳下長太郎
撮影:荒野諒一
音楽:渡辺宙明

配給:松竹
Ⓒ1971松竹株式会社

ジャンル:現代劇