映画・アニメの世界

【作品データベース】砂の器

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・143分
原作は、松本清張の長編推理小説。1960年5月17日から1961年4月20日にかけて『読売新聞』夕刊に全337回連載された。『張込み』『ゼロの焦点』の映画化で松本清張から高い評価を得ていた橋本忍、野村芳太郎のコンビに、脚本として山田洋次が加わり、原作には「親子の浮浪者が日本中をあちこち遍路する」としか書かれていないエピソードを、「父と子の旅」として繰り広げた渾身の脚本が出来上がった。ドラマの後半は交響曲『宿命』と日本の四季折々の風景をバックに、事件の謎解きとともに、父と子の逃れられない宿命の絆が浮き彫りにされていき、観客の涙腺を刺激する。豪華キャストもそれぞれ柄に合った好演をみせている。

STORY
6月24日早朝、国鉄蒲田操車場構内に扼殺死体が発見された。被害者の年齢は50~60歳だが、その身許が分からず、捜査は難航をきわめた。警視庁の今西栄太郎刑事(丹波哲郎)と、西蒲田署の吉村正刑事(森田健作)らの必死の聞き込みによって、前夜、蒲田駅前のバーで被害者と酒を飲んでいた若い男が重要参考人として浮かび上った。そしてバーのホステスたちの証言で、二人の間に強い東北なまりで交わされていた“カメダ”という言葉に注目された。カメダ……人の姓の連想から東北各県より六十四名の亀田姓が洗い出されたが、その該当者はなかった。しかし、今西は「秋田県・亀田」という土地名を洗い、吉村とともに亀田に飛ぶが、手がかりは発見できなかった。その帰途、二人は列車の中で音楽家の和賀英良(加藤剛)に逢った。和賀は公演旅行の帰りらしく、優れた才能を秘めたその風貌が印象的だった。8月4日、西蒲田署の捜査本部は解散、以後は警視庁の継続捜査に移った。その夜、中央線塩山付近で夜行列車から一人の女が白い紙吹雪を窓外に散らしていた。その女、高木理恵子(島田陽子)を「紙吹雪の女」と題し旅の紀行文として紹介した新聞記事が、迷宮入りでいらだっていた吉村の触角にふれた。窓外に散らしていたのは、紙なのか? 布切れではなかったか…?

キャスト・スタッフ

- キャスト -
丹波哲郎
森田健作
加藤剛
加藤嘉
- スタッフ -
原作:松本清張
監督:野村芳太郎
脚本:橋本忍
脚本:山田洋次
撮影:川又昂
音楽:音楽監督・芥川也寸志 
   作曲・菅野光亮

配給:松竹
©1974 松竹株式会社/橋本プロダクション

ジャンル:現代劇